2016年9月25日日曜日

最も理不尽な仕事のひとつ

わたしは常々思っている。
「(都会の)車掌さん」ほど理不尽な仕事はあるのかと。

ひとつ人身事故が起きれば
①勝手に降ってきて人を殺させられて
②なんならその掃除もさせられて
③自分に全く非はない遅延について謝罪させられて
④そのことについて乗客に詰られる

こんなに理不尽なことがあるでしょうか?
車掌さんの仕事は「運転して乗客を目的地に運ぶこと」
この中のどこに、車掌さんがすべき仕事があるでしょうか。

仕事をするにあたって、どんな仕事でも
本来の仕事じゃないことをしなきゃいけないときもある。
例えば料理人(料理を作って人を喜ばせる人)がキッチンを掃除したり、
事務員(事務の仕事をする人)がお茶を汲んだり…
フリーライターが税金の計算をしたり…
でもそれって、自分が本来すべき仕事の邪魔にならない範囲内に限定されるべき。

電車は人殺しの道具じゃないです。
そのせいでハンドルを握れなくなる運転手だっている。
死体の処理だってさせるべきじゃない。
どんなに電車を早く動かしたくてもその手は借りちゃいけない。
何故なら彼らの目的は「安全に乗客を運ぶこと」だから。
それをすることでその安全が害されるかもしれないから。
謝罪が必要でしょうか?
車掌が何をしたの?いつも通り運転していただけ。
乗客を目的地に運ぶべく運転していただけ。それのどこを責めるの?
そんなに遅れられないなら、どうしてあと30分早く家を出なかったの?

理不尽のオンパレード。
しかも、(推測にすぎないけど)
「電車が好きだから」とか「車掌が憧れ」とか、
キラキラしたものを背負って就くだろう仕事。
憧れと現実の乖離。

わたしは近鉄奈良線の事件を見て思う。
「壊れるべくして壊れた」と。

それを守るのは、
社会であり、会社でしょう。
彼への処分を緩和させる署名活動が行われている。
彼の怪我がどれほどで、
彼が今後この仕事を続けていきたいのかわからないし、
例え続けたくてもこの精神状態で出来るのかは医師の判断によると思うけど、
この事件をきっかけにもっと「会社や社会が従業員を守る」というシステムが根付いていくといい。


よん

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