2016年12月19日月曜日

訪日外国人~中国人爆買い時代を終えて~

※これはわたしが道中案内人を勝手に名乗り出たり
話しかけたりしている中で思ったことなので
統計が取れているものではないことを始めにお断りします。

2015年!!
日本には中国人観光客が溢れ、
あちらこちらの薬局や免税店でお買いものに告ぐお買いもの、
なんだかんだ「マナーが悪い」なんて悪態つきながらもこう思った日本人は少なくないだろう。
「この路線で商売したらいける」。

しかし現在2016年、中国における爆買いは下火に。
圧倒的に都市で見かける中国人の数は減ったし、
「角質落とすやつどこ?」とか聞かれなくなった(中国人に中国人だと思われる図)。

だからといって中国人旅行者が減っているかといえばむしろ増え続け、
2015年には大体30~50万人だったにも関わらず
2016年では平均が50万人になり、73万人にものぼった月がある(日本政府観光局データ参照)

じゃあみんなどこへ行くのか?
答えは地方にある。

数々の問題が起こっても、
未だに「日本ブランド」は健在。
「日本には綺麗なものがある」
「日本だからこそ見れるものがある」と、
中国(ひいてはアジア諸国)のみんなは信じてくれている。
だから日本に来る。
それは富士山であったり、
地方都市の雄大な自然だったりして
都会にもはやそれは求められない。


かつてどこを歩いても中国人しか見当たらなかった大阪心斎橋などを訪れる数は確実に減って、
見かけるのはタイやシンガポールなど東南アジア諸国から訪れた観光客ばかり。

もちろん、観光都市としての都会の価値が終わったわけではないが
今や「一歩先行く」「ちょっと日本通な」外国人のトレンドは、
「みんなが知らないところへ行くこと」にある。

そのためにはよく言葉が分からない路線バスに乗ったり、
数本しかない鉄道にだって乗る。
それくらいのバイタリティがある。
それが一般的でないとしても、
観光ツアーで変わった場所を訪れるケースも多い。

中国人ではないが、北海道・白老のアイヌ民族博物館に訪れた際
客のほとんどが韓国人だったことにわたしは衝撃を受けた。
大型バスが乗り込んでいたのだ。
「古式舞踊演舞」の際、
アイヌのお兄さんが喋った後、都度韓国の通訳が入った。
日本人だって全然訪れないような場所にも、
外国人は目をつける。
岐阜のそこそこマイナーな長良川鉄道で出会った香港人の
「日本の綺麗な場所が好き」「だから田舎が好きで、都会は全然興味がないよ」という言葉も
わたしにはとても衝撃的だった。
台湾人の友人は今、四国・松山を観光中。
昨日は金刀比羅神社に行ったよ!と怒涛の写真ラッシュだった。


結果、彼らは「日本にしかない」「日本だからこその」特別な景色を求めて
日本にやってきているのではないだろうか。
それなのに「商売になる!!」と思った日本政府は、
率先してその「日本ブランド」を壊すような政策ばかりに目をつける。

日本の魅力は、これからとってつけるようなものじゃない。
今ある自然であり、文化であり、歴史である。
それがあるからこそ、こんなに地震や原発やいろいろ問題が多発したって
みんなが未だに「日本ブランド」を信じてくれているのだ。

観光にお金を払うなら、
カジノじゃないよ。
自然や文化財を守るためのお金を出そうよ。

それが日本人、そして訪日外国人
みんなの幸せにつながると
わたしは思います。
どうでしょう。



よん

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