2018年3月28日水曜日

モロッコのお食事~おじさんはドーナッツがお好き~

カサブランカという街の大通り周辺はあまり食べ物屋がない。
サクッと食べれそうなレストランが見当たらず、電車の時間も差し迫っていたので
「もうこの街でご飯を食べるのは無理かもしれない」と絶望していたその時。
わたしはおじさんたちがずらりと並ぶ屋台に出会った。

おじさんたちが並んでいるが、遠目からでは一体何の店なんだかさっぱり分からない。
キョロキョロしているわたしに気付いたモロッコおじさんのひとりが、わたしに手招きをした。
「おいで!」

わたしはフラフラと寄ってみると、立ち食い用のテーブルの上に茶色い食べもの。
おじさんがめちゃくちゃワクワクして待っている先にあるのは、そう、ドーナッツだ。
このおじさんたちは揃いも揃ってドーナッツを頬張っていた。
ドーナッツ0.5ディルハム(65円)、モロッコティ1ディルハム(130円)というお手頃価格で振る舞うこの店では、
あれよあれよと揚げたてドーナッツが売れていく。
ドーナッツ2~3個にモロッコティ1杯が彼らのお決まりのようだった。
「空いてるとこ、そこ入って、ほら食べてみな!うまいだろ!」
ちょっと(まじでちょっと)英語が出来るらしいお客さんが、わたしを気遣ってくれる。
モロッコおじさんの間に顔の薄い日本女子が混ざるのは不思議な気持ちだったが、わたしもマネをして、ドーナッツとモロッコティを頼んでみることにした。
目の前でサクサクのドーナッツが、4等分に切り分けられる。

「どうせ激甘なんだろうな…」と思っていたが、なんとびっくり、ほろしょっぱい。
周りはサクサク、中は少しモチモチの生地に、塩気が絶妙に絡む。
「激甘」の部分はモロッコティが担っているらしく、カップを持つだけで手がベタベタになるような砂糖まみれのモロッコティが、なんともドーナッツに合った。

難を言えば少し油っこいが、めちゃくちゃおいしい。甘じょっぱいの無限スパイラルが始まりそう。
1週間ちょいの間でここでしかドーナッツ屋を見ることはなかったけど、おじさんたちが集うドーナッツ屋にぜひまた足を運びたい。
それにしても、女子は途中で来た赤子連れのお母さんひとり。
何故ドキッ☆おじさんだらけのドーナッツ店に…?
ドーナッツがおじさんの食べ物なのか、あるいは土地柄なのか、時間帯なのか。
いつか解き明かすために再びモロッコへ足を運んでやるぜ。


よんうさこ
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