いきなりここ5年くらいになって、ハロウィンハロウィンって騒いでるけど。
みんな。
ハロウィンがなんだか知ってるのかね。
仮装してうぇーいwwwwってする日だとか
思ってるんじゃないか。
なんとなくアメリカが起源なんだろうなぁとか
思ってるんじゃないか。
ハロウィンは
とても歴史があるんだよ。
もともとは紀元前にアイルランドに住んでいた
古代ケルト人が大晦日(ケルトの暦の大晦日。現在の11月1日)に行う儀式だったんだ。
この日に
ご先祖様が家族のもとに帰ってきてくれるという
お盆的行事がハロウィンの先駆けなんですよ。
そういう魂に感謝したり、
秋の収穫に感謝し、これから冬が来るにあたって無事に過ごせますようにと
祈るというのが
本来のハロウィンなんだよね。
また、その日は悪魔が降りてくると信じられていた日だったっていう説もある。
どちらにせよ時代が移り変わる中で
訪ねてくる先祖も、降りてくる悪魔も
人間が仮装して表現することに変化していった。
ご先祖さまも悪魔もビックリだよ。
さらに、
ハロウィンといえばカボチャと当たり前に思うかもしれないが…
もともとはハロウィンに活躍していたのは、カボチャではなくカブだったんだ。
ご先祖さまたちが迷わないように明かりを灯す「ジャックオーランタン」…
「カブ…ちっちゃくね?」と思うかもしれないが、
海外のカブはデカいから大丈夫!
大体こんな感じに彫っていたそうです。
いや怖いわ!
夢に出てくるわ!!!
悪魔を怖がらせるためのものだったという説もあるよ。
うんこれが家の前にいたら多分入る気にならない!
そんな大活躍のカブがなぜカボチャになったかというと
大量に収穫できるから。
時期的にもピッタリだしー!ということで、
いつからかカボチャになったそう。
そうやって、カブがカボチャになったり仮装イベントと化したり
もともと「先祖の魂を物乞いをして弔う」ということの表れだった「トリックオアトリート」が
お菓子を限定するようになったり、
ハロウィンは消費主義の影響を受けて形を変えてきたのだと、
わたしは思ってしまうのであった。
死者を弔うにあたって、
人間の工夫というか「死者を楽しませる」っていう気持ちは割とどこの国にでもあって、
たとえばハロウィンだったり、
メキシコが死者の日でカラベラ人形で街を彩ったり、
日本のお盆でもなすやきゅうりでお馬さんを作ったり…
ただその「楽しむ」部分だけが形骸化して残って
本来の意味をまるで知らないのは
もったいないことだとわたしは思う。
写真も何もない時代、
失った大切なひとを何かの形で残そうとしたときに
そういう儀式を行うことで思い出せる“記憶”だけだったころのおはなし。
心の片隅に、
物語のバックボーンを、
いかがでしょうか?
よん
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