なぜかわたくし”電化製品は強い”と勝手に思っている節がありまして
CDやらDVDをそこらへんにぽーいと投げ出してしまう愚かな習性があります。
そしてどこかへ行方をくらませます。
いま移動用に新しいPCを買おうと思っているにあたって
アドビは所有者が同じパソコンの2台目まで、データの共有を許してくれるので
アドビのソフトを移動用にも入れようと思っているのですが
肝心のCDロムが見つからないという最強に愚かな事実に直面しています。
ああ。なんて愚かなのか!
そもそもこの世で実は最も脆いともいえるこの機械たちを
”魔法の箱!キラッ”と最強扱いしている自分が
なにより愚かなのです。
わたしは知っているはずです。
機械がいかに脆いものかを…。
それはわたしがPS2用ゲーム、『ボクと魔王』をやっているときのことでした。
わたしはRPGは基本的に飽きてしまって完結できないのですが、
『ボクと魔王』は雰囲気がとても好きだったので
飽きて→どこまで行ったか必死に思い出して再開→飽きて→必死に思い出して…
を繰り返して、ゆっくり3年かけてラスボス戦手前までたどり着きました。
『ボクと魔王』は、出てくるキャラクターたちと親密度によってラストがかわるので、
自分がゆっくり経てきた道の結果が現れる、
そんなワクワクとソワソワをわたしは今でも覚えています。
もう夜も遅いから、ラスボスと戦うのはまた次にしよう。
わたしは最後を、万全の状態で臨みたかった。
結末をいろいろと想像しながら、わたしはその日ゲームを終えました。
翌日。
『ぼくと魔王』を開いたら…
データがない。
データがない。
どこを探しても、データがない。
そう…、データは消えていた…。
なぜだ?わたしは昨日、確実にセーブボタンを押したのに。
機械はほんの気まぐれでわたしの3年間を、いとも簡単に消し去ってしまったのです。
あれだけ、ツンなお姫様マルレインをデレさせるためにがんばったのに。
ロザリーとスタンの関係にもそばでにやにやしてたのに。
わたしはむせび泣いた。
ゲーム機の前であまりに儚い現実に、
むせび泣いた。
ゲーマーのともだちに同じところまで進めてもらったが、
再びやる気は起きなかった。
そのともだちが3日で進めてくれたけど、
それはわたしの3年間ではないのだ。
そう。
機械は簡単に人間を裏切る。
わたしは知っている。
…。
もっとちゃんとします。
ちなみに『ボクと魔王』は結構古い作品だけど
ほんとうにオススメなのでぜひやってみてくださいわたしエンディング迎えてないけど。
よん


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