わたしはバイトを終え、終電間際の電車に乗りました。
何駅か乗り、ホームに降りる。
たくさんの人がエレベーターへと向かって歩いていく中で、
ホームの電車に座り込み動かない人がいました。
しかも、ベンチの両端にふたりいました。
その姿から。オーラから。
そしてわたしは悟りました。
これは花金を謳歌して酔いつぶれたやんちゃーズなんかじゃない。
疲れ果てたサラリーマンの屍だ、と。
終電間際にもなって、彼らは帰る気力もなくホームのベンチに座りつくしているんだと。
きっと彼らは顔を上げる元気もなかったけど、
隣に座るお互いの存在が勇気になったことだろう。
ああ、ぼくはひとりじゃないと思えたことだろう、
お仕事お疲れさま、と。
わたしは願いました。
この週末が彼らにとって安息の日々になりますように、と。
よん

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