※ 仏7以外のメンバーはネクストジェネレーション(仮)と名付けられましたが
前回の記事の続きとして「チームござ」という呼称を使うことをご了承ください。
ワクワクオバチャーンランド1レポ http://yon-usa.blogspot.jp/2014/01/blog-post_28.html
3月2日(日)。
前回1ヵ月以上空いたワクワクオバチャーンランド。
満を持してのオバチャーンライブだ。
わたしが挨拶をしようと楽屋に向かうと、ドアを開けずとも歌声と激が聞こえてくる。
「オバチャーンのダンスは力を入れたダンスです!しっかり力入れて!
地球を動かしてください!」
リーダー脇の声だ。
すごい気合を感じる。
いつも怒涛のおしゃべりタイムのリハーサル前にまで、
こんな練習をしているなんて…!
わたしはまさに”ワクワク”していた。
楽屋のドアを開けると、やはりダンスの真っ最中だった。
今日は一体何が起こるだろう。
12時13分、わたしは目の前で起きたことが信じられなかった。
12時から始まった公開リハーサルも中盤のことだ。
仏7の”オバチャーンのテーマ”が、
チームござの”オバチャーンのテーマ”に敗北した瞬間だった。
あっぷあっぷしながらも闘魂の”オバチャーンのテーマ”を披露し、
観客の笑いを取ったチームござ。
それに対し仏7は完全にラップのリズムを追いきれず、
耐え切れず音楽プロデューサーが音を止めた。
仏7は叫ぶ。
「ついていかれへん!」
これまで散々やってきた、彼女たちのメインテーマ”オバチャーンのテーマ”。
それがついていけなくなるなんて…。
彼女たちに何が起きたのか?
わたしはその日のブルー担当宇口の元気のなさが気になった。
いつもは会ったら間髪入れずにやいのやいの言ってくるのに、
その日は何も言わず楽屋の端に静かにしている。
普通のひとならいざ知らず、「1時間黙ったら死んでしまう」宇口が口を開かないなんてただごとではない。
舞台の上でもどこかツラそうだ。
藤本に聞いてみたところ、「風邪引いてはるんよ」という答えが返ってきた。
もちろんそれだけが理由ではないだろうが、
いずれにせよ仏7が”危機”を迎えてしまったことは明らかだった。
13時のライブが始まる。
客席には若い女子が多く「かわいー!」の声。
かわいいかどうかはさておき、女子の黄色い歓声で盛り上がった。
しかし、ライブ終了後はすぐに人が捌けてしまい
時間を持て余したオバチャーンは出張アニマル柄服なにわ小町に釘付けに。
レッツお買い物タイム。
第2部、14時。
いつものようにライブが始まると思いきっていたわたしに、そしてすべての観客に衝撃が走る
「あかりをつけましょぼんぼりに~」
アカペラの”ひなまつり”。
幕も開かず、何の予告もなしにアカペラ”ひなまつり”。
マイクも通してるのか通していないのか、ぼんやり聞こえてくる斉唱のひなまつりに
近くのこどもが言った。
「こわいよ~」
ですよね!!!
その後行われた場内アナウンスにて、「明日がひなまつりだから」という理由が明かされた。
どうやらホラーではなかったようだ。
そしていつものようにライブが行われたが、
やはり人は残らない。
2部はCDが3枚しか売れなかった。
…このままじゃいけない。
そう考えたスタッフはまず、いつもオバレゲエで「みんなも踊って!」と煽るものの
本人がフリを間違っていて観客に小パニックを招く宇口に対し、「自由にしていい」と宣言した。
それはダンスも歌ももういいから、
煽って場内を盛り上げてくれ!という覚悟の表れである。
さらに「MCもっと周りも突っ込んでいい」との通達。
スタッフはオバチャーンにとって一番大事な
”元気で無理やり人を元気にする力”を強化しようと考えたのである。
チラシ配りも、 これまでより気合が入っていた。
それぞれのやり方で、客席を埋めていく。
竹峰に至っては、始めたばかりは「AKBに次ぐ大阪のアイドル”オバチャーン”」という触れ込みだったのにも関わらず、
次に「AKBを凌ぐ」になり、最終的には「AKBも30年経ったらこんなんなるで!」になった。
なんて横暴なチラシの配り方だろうか。
竹峰ほどのレベルにならないと到底できない所業だ。
迎えた第3部。
「ひなまつりは幕の後ろの暗闇の中で歌われる」という、
お祝いなのかホラーなのかますますわからなくなる情報を入手したわたしは
幕の後ろに潜入してみた。
数本しかないマイクに集まって、ひなまつりを歌うおばちゃん13名…
非常に…非常にシュールな場面である。
しかもまた素晴らしいハーモニーなのが恐ろしい。
ちなみにフラッシュを焚かないとこんな感じ。
完全にホラーでした。
そして何事もなかったかのように幕が開き、”オバチャーンのテーマ”、”オバレゲエ”が歌われる。
2曲終了し、ハケようとしたオバチャーンに謎の手拍子が鳴り響く。
「アンコール!アンコール!」
それは一人から発せられた。
それを受けて周りのやさしい観客たちも一緒になって手拍子をする。
オバチャーン初めてのアンコールである。
「アンコールやらせてもらえるなら、オバレゲエで!」と連続オバレゲエ攻撃を指定するオバチャーン。
かくして、再び”オバレゲエ”を披露することになった。
風邪で元気がなかった宇口も、”オバレゲエ”では
「ヘイ!ヨー!踊れ!」と攻めまくりの煽りを披露。
「これやらな帰られへんで!」という宇口に、
わたしの前にいたオバチャーンオタクと思しき青年は「やろうよ!やらなきゃ帰られないんだから!」と一緒に来ていた友達に踊りを強要していた。
盛り上がったライブのあとは、人が留まるものである。
撮影会に並ぶ長蛇の列。
仏7が撮影会に応じている間、
チームござは熱心にCDの売り子に徹していた。
盛り上がったあとだからこそ、売り子にも熱が入る。
熱が入りすぎて、チームござは円になって”オバチャーンのテーマ”を歌いだす暴挙に至った。
「オバ!オバ!オバ!オバチャーン!」とCDを掲げ歌い踊るチームござ。
自分らでも「宗教みたいやね、おかしいね!」とわかっているようだが誰も彼女たちを止められない。
そんな彼女たちの情熱があべの経済新聞の記者に伝わり、
はじめて彼女たちだけの取材が行われた。
それを見て仏7の中山が言う。
「不安でいっぱいやわ。追いかけてくるから…」
その隣で宇口は、午前中の辛そうな顔はどこへやら笑顔で言った。
「プロやから、徐々によぉなったやろ?プロやから!」
それぞれの気持ちを抱えて
オバチャーンはどこへ向かっていくのだろうか。
オバオタ 米原千賀子
以前オバチャーンにインタビューしたときの記事はこちらから
http://usaoja.blogspot.jp/





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