2017年12月4日月曜日

台湾子猫大救出作戦

台湾の地方温泉街、礁溪(ジャオシー)を家族で歩いていたら、ホテルの前で小さな鳴き声がした。
「にゃあー」「にゃあー」とどこかで猫がか細い声で鳴いている。
わたしたちが辺りを探し回るとどこにも姿はない。
声の主はどうやら花壇の下にある下水道にいるらしいが、ひたすら鳴き続けている。
わたしが「にゃー」と言うと、応えるように「にゃー!」と鳴いた。
ここまで猫が鳴き続けるのは異常事態じゃないか?
もしかしたら、落ちてしまって自分では戻れなくなってしまったのかもしれない。
助けられないかと花壇の周りをうろうろしているた、わたしたちを近所に住む老夫婦が不審そうに見た。
「ここに猫がいるみたいなの」
わたしがふたりに言うと、
「それは大変だ、花壇をどかそう」
おじいちゃんは早速行動に移す。
しかし大理石で出来た花壇は、わたしたち5人がどんなに頑張っても少しも動かない。
おじいちゃんはホテルの従業員に「ここに猫がいるんだ。助けてあげてくれ」と告げると、
「これが動かないんじゃ仕方ない。やれることはやったよ」と言って去っていった。
わたしたちもまた歩き出したけれど、観光しながらも一様に猫の様子がどこかで気になっていた。
帰り道、再度その道を通ると従業員の人だかり。
若い男性従業員ふたりが花壇を引きずって元の位置に戻している。
わたしが「猫はどうなったの?」と訊くと、従業員は満面の笑みで
「ここから出てきて、走って逃げていったよ」と答えた。
わたしたちの話を聞いてすぐに協力してくれた老夫婦も、
ホテルの従業員みんなが仕事ほっぽりだして猫を助け出してくれたことも、
それを喜び合えることも
全てがやさしくて
わたしはもっと台湾が好きになるのであった。。


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