2014年8月14日木曜日

じいちゃん

お盆なので、お盆らしい話をします。
今年はうちのじいちゃんの初盆です。
うちのじいちゃんは今年の初夏にひっそりと亡くなりました。

とはいってもわたしはじいちゃんのことを
全然知りません。

早くにばあちゃんと離婚してうちの母親と疎遠になってしまったじいちゃんとは、
1~2年に1度、5時間くらいしか会うことがなかったので
わたしはじいちゃんとの思い出がほとんどない。

じいちゃんのことを思い返して浮かぶものは、
昔たまに連れてってもらった鉄板のステーキのお店と、
近年まで連れてってもらった新宿でやってる優待セール。
おもちゃも買ってもらった。
わたしにとって、じいちゃんは「時々会うといい思いをさせてくれるひと」でした。

あとは、ばあちゃんが持っていた
雑誌の切り抜き記事。

それは、昔女優をやっていたばあちゃんが
じいちゃんと結婚することになったときのスキャンダルの記事だった。

「プレイボーイと結婚!!?」

古めかしい書体でいかにじいちゃんがプレイボーイであるか、
3ページに渡って書かれたその記事は
たまにしか会わないじいちゃんの謎をさらに深めた。

じいちゃんは、一体何者なんだろうか。

それは亡くなった今になっても
分からない。

あの人がどう生きてきて、
何を思ってきて、
どうやって最後を終えたのか
わたしは全く知らない。

今まで自分がじいちゃんと何を話したかさえ、
あまり覚えてない。

だけど不思議なことに
こんなに何も知らないけど、声と笑顔だけはしっかりと覚えていて。

何のおもちゃを買ってもらったのかも覚えてないけど、
おもちゃをわたしに渡してくれたときの、
その笑顔だけは覚えていて。

わたしは今まで、彼に孫らしいことを何もしてこれなかったと思うし
じいちゃんもわたしに、じいちゃんらしいことをしてこれなかったと思うけど

やっぱり笑顔と声は思い出せるし、
彼はいろいろ大変なこともあったみたいだけどそれでも、
何があってもわたしのおじいちゃんで

数えるほど思い出もないから、
じいちゃんに何をしゃべったらいいかわからないし
初盆なのにお盆らしく語りかけることもできずに
ここでじいちゃんについて話すことで、
思い出を形にしたら、わたしなりの供養になるんじゃないかと思って
じいちゃんのことについて書いた次第です。

じいちゃんがいいところに行けることを願って、
おうまさん…改めうさぎさん用意しておきました。

またね。







よん

2 件のコメント:

  1. 血はつながっているから…
    お盆に、先祖さまに感謝できるといいですね〜

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  2. そうですね。
    普段どうしても日々に追われて感謝する機会がない分、”お盆”というチャンスのいま
    ご先祖さまに感謝をしたり、亡くなったひとを思い返したりしたいですね。

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